ひげ猫

人間でもてんかんと呼ばれる病気は様々なところで話題になっていますね

ハデ猫

大事な愛犬がもしもの時に迅速に対応できるように勉強しておきましょう

てんかんという病名を耳にしたことがあっても、具体的な症状、原因、治療法については詳しい知識を持っていないという方が実は多いのではないでしょうか?

このてんかんという病気は人間だけでなく、犬にも数は少ないものの発症する病気で、中には遺伝的な要因から発症し子犬の頃から症状がみられることもあります。

突然のけいれん、発作に戸惑い今後の飼育に不安を抱える方はまずはてんかんという病気に関する知識を身に付けておく必要があります。

■犬のてんかんにみられる症状

犬のてんかんという病気は脳内の神経経路に異常をきたし起こる病気です。

それまではとても元気に過ごしていたものの、突然激しい症状があらわれる事が特徴です。

この症状の発症は時間を問わず突然起こるので、ときには深夜早朝、飼い主の不在時という事も当然起こります。

症状が軽度で済む場合もあれば、毎晩突発的な症状に悩まされこれ以上の飼育は困難だと悲しい判断をせざる得ないこともあります。

てんかんに多く見られる症状は

突発的な発作

体を強く揺さぶることもあれば、手足を強く伸ばしたり、硬直したりと症状は様々です。

継続時間や発作と発作の合間がどれだけ空くかも事前の予測は出来ないものです。

失禁

日ごろであればトイレの場所を覚えている愛犬でも突然の発作が起きた時は失禁をしてしまうこともあります。

体が硬直した状態やのたうち回る最中に失禁をしてしまうことが多く、症状が治まってからキレイに体を拭いてあげたり、入浴させてあげる必要があります。

泡をふく

発作と同時に泡を吹く事があります。犬は本来泡を吹くという事はありません。

極度の緊張状態や車酔いなどの不調が生じた時はヨダレの量が増える事で極限状態であることを表します。

泡を吹いている状態は決して看過出来る程度ではありません。

泡を吹くときに口を強く食いしばっていること、興奮状態にあることもあるので、無暗に口元を拭きあげようとしたり、水分摂取をさせようと考え口をこじ開けてはいけません。

噛みつかれる事があり危険です。

昏睡

発作の直後に突然意識を失い昏睡してしまうことがあります。

この時、体が硬直していたり、逆に脱力状態になったりと症状は様々です。

また昏睡から回復する時間も個々の愛犬の状態によりことなります。この時無理に起こそうとしたり、過剰に刺激をする事はかえって危険です。

突発的で激しい発作ともなうてんかんは、発作が起こった時にどのような対処をすべきか飼い主は多いに迷うものです。

この時、動物病院の診察が少しでもスムーズに進むように必要事項をメモしておくとよいでしょう。

①発作が起こった時間
②発作中の症状
③発作は起こる頻度(繰り返し発作を起こす場合)
④兄弟、親犬にてんかんの持病を持つ血統がいるかどうか

大抵の場合、発作は数分で収まりその後は何食わぬ顔で愛犬が過ごすことが多いのもてんかんの特徴の一つです。

それまでの発作がまるで何もなかったかのように振る舞います。

しかし度々発作が起こる場合や一度の発作が10分以上継続する場合には早急に動物病院を受診しましょう。

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■犬がてんかんを発症する原因

犬のてんかんに関する研究は国内外で行われていますが、まだまだ研究の途中段階といえるレベルです。

てんかんは脳の神経系に関する病気なので、非常に症例が難しく症状も細分化される病気です。

また国内での発症事例も2%以下と非常に少なく、てんかんの持病があっても特段寿命に影響があることもないので、飼い主が本格的な治療に進まないこともこれらの研究に影響を与えています。

てんかんを発症する原因は、個々の体質による脳の構造に関するものと遺伝的な要因とがあります。

いずれの場合も発症時期の想定や子犬の時期に持病の有無の確認が難しく、成長過程の中で発作を発症し、持病の有無を確認される事が一般的です。

その為、ペットショップで生後数か月の子犬を購入した場合、購入の時点ではてんかんの有無を確認することは医学的にも難しいと言えます。

里親として成犬をひきとった場合も同様で、成犬だからといっててんかんの持病をもっていないということではありません。

日々の生活の中で突発的に発作がおきてんかんの有無が明確になるものです。

ただしこの病気が遺伝という方法で他犬に感染することが確認されている以上、たとえ軽度でも兆候が見られる場合は繁殖や譲渡には不向きであるという事を重々承知しておく必要があります。

■犬がてんかんを発症した場合の治療法

現代の非常に発達をして医療をもってしてもてんかんの症状を完治させる事は難しいとされています。

特にペットとして飼われている犬の場合、治療方法や治療費の制限もあるので、対処法としては定期的な投薬で症状をコントロールすること、症状が起こった時に家族が適切に対処することが一般的です。

ただし愛犬の症状が一過性の神経系の異常なのか、てんかんの症状なのかは平常時の様子からは判断が難しいとされています。

発作が起こっている最中に専門医により診断をうける事が出来れば、より明確な診断を下すことができますがなかなかタイミングよく発作と受診を合わせる事は出来ないでしょう。

その為投薬に関しても手探り状態という事が実状です。

てんかんの発作の症状を確認するために入院をさせるという方法もありますが、神経系の病気は非常にデリケートで環境が変わると途端に症状が治まることもありなかなか思い通りに治療が進まないものです。

愛犬の症状に思い当たる点がある場合は、まず通院が可能な範囲にありてんかんへの対応が可能な動物病院を探しておきましょう。

病院を探す時は

①てんかん治療への実績、研究経験がある
②夜間、休日の救急対応が可能である
③入院施設がある
④往診制度がある

という点を基準に考えましょう。

てんかんの症状は深夜、早朝に起こる事が多いとされています。その為緊急対応の可否はとても大切です。

また症状が重度になった場合には家族だけでのお世話が困難になることもあります。

入院施設や往診での対応を依頼することができるととても心強いでしょう。

■家庭でできるてんかん持病のある犬へのお世話

愛犬にてんかんの持病があるという事が明確になった場合、家族としても今後の接し方、御世話の方法についての備えが必要です。

安全に過ごす事が出来るサークルを用意します

留守中や発作が起きた時、飼い主が常に目をかけて入られない時はサークルに入れて安全の確保してあげましょう

サークルの用意がない場合、部屋中を歩き周り衝突や落下、失禁など様々な危険を伴います

トイレシーツ、消臭剤などの消耗品を常に十分な量常備しておきましょう

トイレシーツは突然の失禁に対応出来るように大き目のサイズがあると重宝します。

革製のグローブや厚手の軍手を常備します

てんかんの発作は犬によっては凶暴性を伴う事があります。

発作を心配して飼い主が体に触れた途端に力加減の無く噛みつく事があります。

しかし場合によっては体に触れたり、抱き上げる事が必要なこともあるので、飼い主の安全の為にも革製のグローブや軍手の常備があると安心です。

発作のあとの食事は少量ずつ、様子を見ながら

てんかんの発作は場合によっては繰り返し起こることもあります。

一旦発作が治まってもすぐに再発することもあるので、たとえ日々の食事の時間になっても無条件に与えずに少量ずつ、消化の良い物をあたえましょう。

大量のドッグフードを一度に与えてしまうと、発作の再発と共に嘔吐をする危険性があります。

発作中の鳴き叫びは無理に抑制しない

犬によっては発作中に大声で鳴き叫ぶことがあります。

特に大型犬やビーグル、ダックスのように声質が響きやすい犬種の場合、つい近隣への騒音が気になり愛犬をなんとか黙らせようと考えてしまいがちです。

しかし発作が起こっている最中は愛犬自身が我を忘れています。

無理に抑制をする事で凶暴な姿勢に出たり、舌を噛んでしまうこともあり危険です。

この様な時はサークルに移動させ、上から毛布などを掛ける事で音の響きを軽減するとよいでしょう。

■ペットホテルや動物病院を利用する際の注意点

てんかんの持病がる犬をペットホテルや動物病院に預ける時は、かならず事前に症状についての申告を済ませましょう。

場合によっては受入れを断られてしまうこともありますが、持病があってもうけいれてくれる施設を探すことが大切なことです。

てんかんの持病がある場合


①前回の発作の日時
②発作が起こった時の対処法
③かかりつけ医
④投薬が必要な場合はミスの無いようしっかりと投薬方法を伝える
⑤発作が起こった時や緊急時の連絡手段(飼い主の緊急連絡先。海外に滞在している場合は、国内で治療の指示や判断を仰ぐ事が出来る相手の連絡先)

これらをしっかりと伝えましょう。

てんかんの発作は発症する頻度の予測がつきません。

何年ぶりかに突然発作が起こることもあります。過去に発症の経験がある場合は必ず事前に説明をしましょう。

てんかんの持病がある場合、なかなか受け入れ先を見つける事が難しいものですが、万が一の時に依頼出来る相手、日々のお世話を協力してもらえる相手がいる時はぜひ協力を仰ぎ、病気と上手に付き合う方法を見出していきましょう。

■てんかんへの様々な意見

てんかんという病気は完治させる事も発症を予測することも出来ないとても難しい病気です。

国内でも様々な意見もあるほどです。

どのような方法が最良かを見極める事はとても難しいものですが、家族の一員としてどのような選択肢があるのか様々な面から検討を重ねましょう。

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