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腸閉塞・・・腸が詰まって排泄できない病気ですね

ハデ猫

とくに子犬は様々なものを誤飲しやすいので注意が必要です

愛犬がいたずら心から床に落ちていた小さなおもちゃを飲み込んでしまった、洋服のボタン、カーペットやタオルの糸、トイレシーツの中身などを食べてしまうという事があるでしょう。

これらのいたずらは単に片付けの手間がかかると楽観視してはいけません。

実は腸閉塞という大変恐ろしい病気を引き起してしまうかもしれない危険ないたずらなのです。

■腸がつまる「腸閉塞」とは

犬は一旦飲み込んだものでも簡単に吐き出すことができる体内機能を持っています。

食べ物であれば異物感や、膨満感、不快感があった時に瞬時に吐き出します。

しかし中にはいたずら心から飲み込んでしまったもの、飼い主や他犬に取り上げられることを警戒しているときなどはあえて吐き出さずに飲み込んだままにしてしまうこともあります。

この時飲み込んだ異物が小腸まで達してしまい、排便されずに体内にとどまってしまうと腸内機能に支障を来し、動きを止めてしまう腸閉塞という病気を引き起します。

腸閉塞のという病気は、症状の進行に時間がかかり一見では単なる体調不良にも思えますが、放置してしまうと開腹手術が必要になることもある大変な病気です。

不調や異物の飲み込みに気がついたときはすぐに動物病院を受診しましょう。

異物の飲み込みは特に子犬期に多く見られます。好奇心が旺盛で様々な物を口にふくんでしまうので特に注意をしましょう。

子犬の誤飲で多い物は

①トイレシーツの内容物
②ボタン
③硬貨
④プラスチック製品
⑤画鋲などの先端が尖った物
⑥プラスチック製包装容器、袋
⑦犬用ガムなど消化吸収に時間がかかるもの

などです。

中にはゴミ箱をあさり梅干しの種などを飲み込んでしまったというケースもあります。

タオルやカーペットなどの繊維物も注意が必要です。

これらは丸呑みしてしまうことはありませんが、いたずらで齧っているうちに糸がほどけてほどけた糸を飲み込んでしまうことがあります。

飲み込んだ糸は胃の中でほどけ、腸内に滞留してしまうことがあります。

柔らかい素材の場合、急激な体調の変化は起こりにくいものの数日、数週間経過後に症状があらわれる事もあるので注意が必要です。

大抵のものは、誤飲をしても数日以内に排便として体外に排出されますが、排出されずに体内に残留してしまった場合、大変危険な症状につながることがあるので注意が必要です

トイレシーツの内容物は、子犬がトイレシーツを破るイタズラを繰り返す中で、口の中に少量ずつですが入り混みます。

この内容物は吸収性ポリマーが一般的で体内に取り込まれる事で水分を吸収し数倍に膨張します。

その為腸内で膨張し、スムーズに排泄されないことがありとても危険です。

子犬が繰り返しトイレシーツを破るイタズラをする場合は、スノコ上のトレーなどを活用し物理的にいたずらを抑止する工夫が必要です。

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■愛犬が腸閉塞になってしまった時の治療費相場

腸閉塞の症状は犬の年齢、体格、飲み込んだ異物などによって様々ですが、

①下痢
②血便
③食欲不振
④腹部の痛み
⑤運動量の低下
⑥嘔吐
⑦胃液を吐く

など様々です。

食欲不振や運動量の低下がみられる場合は症状が深刻なサインです。早期に動物病院に搬送しましょう。

腸閉塞の診断は、レントゲンを撮り異物を特定し、取り出す方法を検討します。

方法はいくつかありますが

①下剤で排出を促す
②投薬で様子を見る
③開腹手術をして取り出す

などの方法があります。

下剤や薬で排泄を促す方法は、排泄の途中経過で異物が内臓機能を傷つける心配がない場合に用います。

例えばトイレシーツの内容物や小さな異物、梅干しの種などの場合です。

一方、排泄をさせる事で大腸を傷つけてしまう危険性がある場合は早急に開腹手術を行い異物を取り出す方法を選択します。

画鋲などの先端が尖っているもの、腸内で癒着の危険性があるもの、体内に放置する事で毒性があるものなどです。

開腹手術を行う場合の費用は20~30万円程を見込んでおく必要があります。

また術後も数日間の入院が必要になることもあります。

このような病気を原因としない手術の場合、ペット保険の適用範囲外となることもあるので、保険に加入している場合は規約を確認しておく必要があります。

治療にあたっては動物病院でしっかりと説明を受け、最善の方法を選択してあげましょう。

■万が一愛犬が異物を咥えているときは

犬は飼い主が思いもよらないような物を不意のタイミングで飲み込んでしまうことが多々あります。

愛犬が目のまえで異物を飲み込む瞬間を目にした時、飼い主の多くは条件反射的に愛犬を叱り、無理やりにでも口の中の異物を取り除こうとするでしょう。

しかし愛犬にとっては異物も宝物のように思えているのです。

せっかく手に入れた宝物を誰かが力づくで横取りしようとするなら全力で拒み、なおのこと急いで飲み込んでしまおうと考えます。

実は犬の歯、顎の骨格は上下に噛みしめる力がとても強く、たとえ小型犬でも愛犬が本気で歯を食いしばっている状態では無理矢理こじ開ける事が難しいほどです。

その為、もし愛犬の口を無理やりにでもこじ開ける必要がある時は

①愛犬を叱らず、なだめながら呼び寄せます
②愛犬が逃げてしまわないようにしっかりと体を固定します
(小型犬の場合は抱き上げる、高い場所に立たせるという方法でもよいでしょう)
③愛犬の口角(マズルの付け根あたり)に小さな骨格のくぼみがあります
④窪みの部分の飼い主の指を軽く押し込むと、なんら力を入れることなく愛犬の口を開ける事が出来ます

この方法は骨格の仕組みを上手に活用した方法で、この部分に指を入れている間、愛犬に噛まれる心配もありません。

しかし愛犬にとっては不可抗力であり不快な行動ですから何度も繰り返していては逃げ回ってしまうようになります。

その為日ごろから遊び半分で多用するのではなく、万が一の時の手段として覚えておきましょう。

口角の窪みの位置は事前に確認をしておくと、咄嗟の時にスムーズに対応が出来ます。

取り出した異物は、愛犬が決して手の届かない場所へ廃棄しましょう。

一見無関心を装っていても愛犬にとっては宝物を取り上げられたと認識しています。飼い主の隙をついて取り返すチャンスを狙っているので注意が必要です。

もし異物が喉に詰まってしまっている場合、スムーズに取り出せない時は無理に取り出すことで胃や食道を傷つけてしまうこともあるので、動物病院に搬送しましょう。

■腸閉塞になり易い犬種

犬にも犬種ごとの性格の違いがあり、誤飲事故を起こしやすい犬種というものがあります。

このような犬種を飼っている場合は、日々愛犬の生活エリア内に危険な物がないか注意が必要です。

誤飲事故を起こしやすい犬種の一例は

①フレンチブルドッグ
②パグ

この2犬種は非常に口角が大きい骨格をしています。

犬は自分の口角の中に納まるサイズの物であれば簡単に丸呑みする事が出来ます。

この犬種は非常に活発で食欲も旺盛です。

飼い主の隙をつき様々な物を飲み込んでしまうことがあるので注意をしましょう。

③ビーグル
④コッカー

これらのハウンド系と呼ばれる犬種は元が猟犬種という事もあり、一旦手に入れた獲物への執着が強く、じっと飼い主の隙を伺い、チャンスがあれば様々な物を飲み込んで仕舞います。

時には石鹸や防虫用品、洗剤といった大量に接取する事が危険な物も香につられ飲み込んでしまうこともあります。

また立ち上がると意外に背が高く、ジャンプ力もあるので、想いもよらぬ場所に背が届くこともあります。

食卓の上、ゴミ箱の中などは特に注意が必要です。

ゴミ箱の中に捨ててある食べ物の包装容器は、中身が空であっても食べ物の臭いが残っています。

この臭いにつられビニール袋を飲み込んでしまう事故も相次いでいるので注意をしましょう。

⑤チワワ
⑥ヨークシャテリア
⑦プードル

などの犬種は小型犬の中でも知能が高く、非常に好奇心が旺盛です。

ほんの些細な隙に小さな異物を飲み込んでしまう事故が多々あります。

ただ飼い主が飲み込みを見逃してしまうケースも多く、体調不良が深刻な状態になってから動物病院を受診するケースが目立ちます。

■愛犬が腸閉塞にならないために家庭で心掛けておくべきこと

腸閉塞という病気は、本来であれば日常生活における注意を徹底する事で予防する事が出来る病気です。

犬と生活をするという事は思いもよらぬ事故は起こるという事を重々承知し、重大な結果をもたらす事故を予防してあげましょう。

特に小さな子どもはいる家庭では、子供のおもちゃなどの管理も徹底し、万が一の事故を予防しましょう。

犬の手術は概ね数十万円が費用の相場です。

急な出費に備え同額程度の予算管理もしくはペット保険に加入を検討しておいてもよいでしょう。

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