ひげ猫

え、ワンチャンも脳梗塞になるんですか・・

ハデ猫

他の症状や病気を併発している場合・痴呆と疑われる場合も多いです。症例も少ない。とにかく高度な医療機関のある動物病院を事前に目星をつけておこう

脳梗塞と聞くと人間の中高年を中心に発症する大変危険な病気で、命にもかかわる危険な病気であることは誰もが知っているでしょう。

今犬の平均寿命は小型犬であれば13歳、大型犬でも10歳を超えると言われています。

この年齢を人間に換算すると100歳を超える程という事になります。

当然のことながら犬達にもこれまで見られなかった様々な病気の発症が目立つようになっています。

なかでも脳梗塞は愛犬にとってとても深刻な病気の一つです。

犬の脳梗塞を事前に予防することは出来ませんが、万が一の時の対処法、御世話の仕方を覚えておくと慌てずに対処が出来るものです。

■犬の脳梗塞の仕組みと症状

犬が発症する脳梗塞という病気は名前を知っていても発症のメカニズムは知らないという方も多いことでしょう。

脳梗塞という病気は

①脳の血管がなんらかの原因でつまりを起こし事で発症します
②血管のつまりが原因で一時的な脳の貧血状態がおきます
③この貧血状態をいかに早く改善するかが治療においてもっとも大切です
④発症後間をおかず適切な処置をする事が出来れば、回復後はそれまでと同様の生活を送ることも出来るまでに回復します

脳内で起きる異変が原因となるので、なかなか事前の予測や予防が難しく、犬の場合一見元気そうに見える事もあれば、老化現象の一つと捉えられてしまうことも多い症状です。

この脳梗塞は、発症時にどれだけ適切にかつ迅速に処置をしてあげる事が出来るかが重要です。

脳梗塞を愛犬が発症した場合の症状は、

①歩行障害
②けいれんや麻痺
③手足や身体のふるえ
④旋回運動
⑤嗅覚麻痺
⑥首が傾く斜頸
⑦眼球が揺れ動く眼振

などの症状が見られます。

血管のつまりが生じた部位と症状が深く関係し、いずれか1つの症状だけが起こることもあれば、様々な症状を同時に発症することもあります。

場合によっては失禁やけいれんなどもおこすことがあり、なかなか原因の特定が難しい病気です。

また症状は突発的かつ急激なスピードで起こることもあれば、最初は軽度な症状であったものが時間の経過とともに進行し悪化することもあります。

一飼い主の判断では、このような突然の異変を脳梗塞の症状と判断をする事は大変難しく、自宅療養で様子を見るべきか、救急で動物病院を受診すべきか迷うこともあるでしょう。

脳梗塞は発症後迅速な処置が必要な病気です。

愛犬の異変に気がつき、時間の経過とともに症状が悪化する場合は、すぐに動物病院に連絡をし、指示を仰ぎましょう。

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■脳梗塞で緊急搬送をした場合

愛犬が何等かの原因で神経系の症状を発している場合や原因不明のけいれん、麻痺、脱力、失神などの症状がある場合まずは動物病院に連絡をし搬送までの指示を仰ぎましょう。

診断の上で、脳梗塞の症状が見られる時は、

①酸素吸入
②ステロイド剤の注射、点滴
③利尿剤投与

などの治療を施すことが一般的です。

専門的な治療設備がない病院の場合、まずは酸素吸入で症状を安定させたうえで、今後の治療方針を見極める事もあります。

ただ人間同様な高度の手術を施すことは非常に少なく、高度な医療を望む場合は事前に専門医を見つけておくこと、健康は状態の時に何度か診察を受け平常時の情報を共有しておく必要があります。

脳梗塞の治療に限らず、愛犬に特別な治療を望む場合は

①事前に高度医療技術を持つ病院を探しておく
②連絡先、診療時間、所在地を家族で情報共有しておく
③初診では診察をしてもらえないこともあるので、事前にカルテを作成しておく
④高額な医療処置に対応できるようにペット保険への加入など経済的な面での準備を整えておく

事が必要です。

ペットの脳梗塞の場合、一見で病名を特定出来る獣医師が少ない上に、緊急手術が出来る体制を瞬時に整える事が出来る病院も少ない事を承知しておく必要があります。

脳に関する病気はいかに迅速に処置をするかが回復のカギとなります。

判断に迷う時はまずは動物病院に緊急搬送をしましょう。
また緊急搬送をする時は、出来る限り愛犬に負担が掛からないように小型犬であればバスタオル、大型犬であれば毛布を担架の代わりにし、並行姿勢のままで搬送をしてあげましょう。

■愛犬が脳梗塞を発症した時の対処法

愛犬の様子はおかしい、歩行や行動に異常な点が見られる場合、高齢な愛犬であれば尚のこと判断に迷います。

真っ先に頭に浮かぶ病名は

①高齢になった事での痴ほう
②何等かのショック状態
③アナフィラキシーショックなど一時的な症状
④突発的な発作

など様々です。

中には異常とは感じるものの、病気なのかそれとも数秒で収まるものなのかと考える事もあります。

この迷いが生じる背景には、動物病院の治療費の高額な負担や原因不明の状態で通院をする事への不安、通院に伴う交通手段の確保など様々な条件が関係をしているからです。

決して迷うことに後ろめたさを感じる必要はありません。

迷った時はまずは動物病院に電話連絡でもよいので状況を報告し、どのような応急処置をすべきか指示を仰ぎましょう。

■発症例が意外に少ない犬の脳梗塞

犬の病気と聞くとアレルギー、肥満、心臓病、癌、腎臓疾患が代表的な病名と認識されています。

これらの病気は発症後治療に要する期間がとても長く、症状によっては10年以上も治療が続く事も珍しいことではありません。

死因に直結しないことも多く生活習慣病程度に考えられることもあります。

そのような中で犬にも脳梗塞を発症することがあると聞くと驚かれる事もあるでしょう。

この理由は、飼い主や動物病院が把握している症例の数が少ない事が原因です。

脳梗塞という病気は一見突発的に思える病気ですが、実は脱水症状や心臓病、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などと同時に発症している事が多いと言われています。

また高齢になることで身体機能が低下していることも深く関係しています。

高齢になることで、身体に様々な不調が目立つようになり、その中に脳内機能の低下があります。

この症状は食生活や運動など日ごろの生活で改善することができず、発症のリスクがあることは明白でも予防をする事は難しいと言えます。

最近では、愛犬の精密検査を行う様々な検査機器が開発されていますが、たとえ発症の危険性を事前に把握していても完全に回避する事は出来ません。

あえて行うとすれば服薬や点滴を行い、血流を改善する程度でしょう。

■愛犬のお世話と家族としての心構え

犬の平均寿命が延び、医療技術が進歩する中でこれまでになかった病気が今後も多数発症すると考えられています。

そのような環境の中で犬と生活をするという事は

①愛犬の延命措置や特別な治療についてどこまでを希望するのか事前に家族で話し合う
②急な医療費の出費に対応出来るように資金面の目途を付けておく
③緊急手術にも対応出来るかかりつけ医を見つけておく
④愛犬が高齢になってからは、出来る限り家族の誰かが在宅を出来る環境を整え、不調があった場合は速やかに対応出来る体制を整えておく

これらの点を心掛けておく必要があります。

脳梗塞は実際の発症事例と実数の把握がまだ明確化されていませんが、高齢化する犬達にとってはとても身近な病気です。

発症してしまった時は慌てず、適切に処置をしてあげる事を意識しておきましょう。

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