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犬にナッツを与えてはいけないという根拠は医学的な見地からいうと不明

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ただ犬は肉食であることを考えると本来食べるべきでない物という結論になります。

犬に与えてはいけない食べ物をいえば玉ねぎなどのネギ類、甲殻類、チョコレートなどが代表的です。

この他にも個々の体質によってアレルギー反応が出る可能性ある食べ物は除去すべきとされています。

最近この与えてはいけないリストの中にナッ類が追加され賛否両論が繰り広げられています。

アレルギーの仕組みとナッツとの関係性について基本的な知識を身に付け、愛犬の危険を回避してあげましょう。

■ナッツなど新たな食べ物が追加される犬に「与えてはいけない物」リスト

これまで犬に与えてはいけない食べ物といえば玉ねぎを代表とするネギ類、甲殻類、チョコレートなどが代表的でした。

これらの食材は接取する事で中毒症状が起こり、摂取量によっては数時間で危ない状態になる危険性があります。

しかし摂取量の許容量には個々の身体的な差があり、少量の小さなかけらを摂取しただけで中毒症状が起こる犬もいれば、玉ねぎを丸ごと1個食べても何の変化もない犬もいます。

またこれまで食べていた時はまるで異変がなかったものの突然不調が現れる事もあります。

犬が番犬として屋外で生活をしていた当時は、まだドッグフードが市販されていなかったので、犬の食事は飼い主の食べ物の残り物を分け与えていました。

この当時は犬の中毒に関する情報も不足していたので、これらの点を気にする事なく食べ物を分け与えていた家庭が大半です

しかし玉ねぎを食べたからといって即犬が亡くなってしまう事例も無かったのですから、現代が過剰反応すぎるという意見もあります。

更に最近はアレルギーの発症率が急激に高まり、アレルギーを持っていない犬を探すことが困難といえるほどの状態です。

アレルギーの急増を受け、個々の犬ごとに与えてはいけない食べ物が増えています。

またナッツやブルーベリー、アボガドなどこれまで与えてはいけない物リストに列挙される事が無かった食べ物も危険性があると指摘されるようになっています。

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■犬がアレルギーを発症する仕組み

ナッツを犬に与えてはいけないという根拠は、アレルギーを発症する可能性があるからというものです。

この理論を理解するためには犬がアレルギーを発症する仕組みを理解する必要があります。

犬がアレルギーを発症する仕組みとは、犬にはそれぞれの体質、年齢、生活環境によって各食材の接取許容量が決まっています。

この特定の許容量はコップをイメージすると理解しやすいでしょ。

例えばラム肉の場合、ラム肉を貯蓄出来るコップが体内にあります。

ドッグフードを通じて日々ラム肉を摂取します。

子犬の頃からラム肉を摂取し始めた場合、最初の数年は何の問題もなくラム肉を食べる事が出来ます。

しかし数年が経過してからこれまで同様にラム肉をあたえたところ、かゆみ、湿疹、脱毛などの症状が目立つようになり、アレルギー検査をうけたところラム肉のアレルギーが判明します。

この仕組みは体内にあったラム肉用のコップの容量が満杯になり、あふれ出した状態と言えます。

溢れだした状態がかゆみなどのアレルギー症状を意味しています。

このコップの容量は個々の体質にも関係しますが、遺伝的にもコップの容量が決まります。

また親世代から長年に渡ってラム肉を摂取している場合、子犬が誕生した時点でコップの容量が埋まりかけているという事にもなります。

子犬の頃からラム肉のアレルギー症状があらわれる場合は、誕生の時点ですでに親世代の遺伝によりラム肉の許容量を超えているか、もしくは生まれつきラム肉のコップがとても小さいかのいずれかです。

アレルギーの有無を見極めるには、動物病院で血液検査を受ける事で確認をする事が出来ます。

この検査は個々の犬のコップの容量を調べる検査ではなく、コップが溢れているかどうかの検査をするものです。

すでに溢れているコップを知ることでこれ以上溢れてしまうことが無いように対処をするためです。

つまりまだ溢れていないコップ、溢れる間近なコップを特定することはできません。

検査のタイミングによっては前回と異なる検査結果が出る事もありますが、それは前回の検査からの日数の中でコップが溢れてしまったという意味です。

■犬にナッツを与えてはいけないという情報の根拠

犬にナッツを与えてはいけないという説は比較的新しい情報です。

しかしなぜこのような情報が発せられているかは実は不明です。

ナッツを与えてはいけないという論文が学会で発表されたことも無ければ、医学的な根拠もありません。

ナッツを食べた事が原因で犬が中毒になり危なくなったというニュースもありません。

つまりいつ、どこから発せられた情報であるかは定かではないのです。

このような情報はナッツ以外にもブルーベリー、アボガド、プルーンなどでも同様に情報が発せられています。

この様な情報が発せられた背景には、ナッツやブルーベリーの栄養素が人間の食材として注目を浴びるようになったことも関係しています。

これまで日本ではあまり馴染みのない食べ物でしたが、ナッツの高い栄養価、美容効果から飼い主の接取量が増え、人間に効果があるのであれば犬にも効果があるのではと考える人が増えたからだとも言われています。

犬は本来肉食性の動物ですから、ナッツそのものを自ら接取する事はありません。

もし接取する場合といえば、犬が入手した草食性の動物の体内に未消化の状態で残留していた場合に間接的に犬が接取するという程度です。

その為、犬自身が持っているナッツの許容量のコップは非常に小さい可能があります。

このため少量でも接取した事で不調やアレルギー症状が起き、このような情報につながったと言えます。

ただしこれだけ情報が錯そうする中では、ナッツによる不調が或る程度の症例数あるという事でもあるので、愛犬へのナッツの給与は控える方が賢明と言えるでしょう。

同様の理由からブルーベリーもこれまでは料理のアクセントやソース程度に摂取量だったものの最近では栄養価が高く、日本人の接取量も増えています。

アボガドが日本人の食卓に当たり前のように並び、スーパーの店頭に陳列されるようになったのもここ数年ほどのことです。

このように飼い主の食性が変化した事で新たな「与えてはいけない物」リストが増えているのです。

ただ、医学的根拠のないままにインターネット上の情報を信じてしまうと愛犬のドッグフード選びや健康管理に不安や混乱を招く事になります。

不安や疑問がある場合はかかりつけ医に相談をし、正しい知識を身に付けておくことを心掛けておきましょう。

■ナッツを犬が食べた事で起きる症状

ナッツを犬が食べた事で体調を崩してしまったという報告例があります。

ナッツと一律でいっても実際にはマカデミアナッツ、ピーナッツ、くるみ、アーモンドなど様々な種類があり、木の実をまとめてナッツと総称しています。

ナッツを食べた事でおきる愛犬の不調は

①嘔吐
②下痢
③腹痛
④腎不全

などの報告例があります。

これらの症状はあくまでも飼い主の申告に基づくもので、どのようなナッツ類をどの程度の容量接取したのか、同時に他の物を食べていないか、持病などの問題がないかなど様々な観点から判断をする必要があります。

ナッツを原因とする体調不良の報告は相次ぐものの医学的にその原因を究明するためには、精密な検査が必要になるので、なかなか最終的な特定に至っていないのです。

ただナッツ類は非常に脂肪分が高いので、食べ慣れない種類の脂肪分を過剰摂取する事で、愛犬が消化不良を起こしたという考え方も可能です。

■家庭で出来る危険回避策

ペットとして暮らす犬達は以前に比べ体調がとても繊細になってきていると言われています。

その為、医学的な根拠がないなかでも個々の体質によって、特定の食べ物を摂取した事が不調が生じる場合もあります。

ナッツに関しても医学的な根拠は明白ではありませんが、或る程度の不調の報告例がある以上は、愛犬にあえて与える必要がない食べ物と理解しておくとよいでしょう。

犬は肉食性の動物です。

脂肪分は動物性タンパク質から接取する事が本来の食性です

。ナッツを通じて植物性脂肪を摂取する必要はありませんのであえて与える必要はないといえるでしょう。

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