メスのうさぎを飼っている方は、「偽妊娠(にせしんしん)」という言葉を耳にすることがあると思います。
今回はそんなうさぎの偽妊娠についてご紹介していきます。


この記事を読むと


・飼っているうさぎの行動が偽妊娠によるものなのか判断できます


・偽妊娠な行動に悩まされている飼い主にとって対処法や対策がわかります


がわかります

うさぎの偽妊娠とは





偽妊娠とはその言葉の通りで、実際に妊娠をしていないのにも関わらず、妊娠した際と同じ行動が見られることを言います。


具体的には、


巣作りをする
イライラや警戒心が強くなる



といった行動が見られます。
その他には、食欲が低下するなどといった様子も見られますので、注意して観察してあげてください。

①巣作りをする



メスのうさぎは、妊娠して子供が生まれる1週間から10日くらい前から、自分の産室を作る行動をします。



この行動はうさぎの本能であり、自然と自ら行動を起こすのです。


偽妊娠でも、この本能がホルモンバランスの乱れによって働いてしまいます。

妊娠をしていなくても産室を作るような行動を取り始めたら、偽妊娠を疑ったほうが良いでしょう。

②イライラや警戒心が強くなる



正常な妊娠でもこのイライラは見られます。
これは、ホルモンバランスが崩れてしまうことで、メスうさぎが妊娠したと勘違いして起こる症状です。


普段は撫でても嫌がらなかったうさぎが、警戒心が強くなって噛みついてしまうこともあるようです。


このような、普段とは違う行動が見られた場合、偽妊娠を疑ってください。

偽妊娠の対処方法



偽妊娠をあらかじめ予防することは極めて難しいでしょう。
ですので今回は、偽妊娠の症状が現れた際の対処方法をお伝えいたします。

①巣箱には干し草をたくさん敷いてあげましょう。

偽妊娠の際は、妊娠したときと同様に産室を作り始めます。


この産室作りですが、干し草や布などで作ったり、自分の毛をむしって作るケースがあります。
気を付けたいのは自分の毛をむしってしまうことです。


たくさん毛を抜いてしまわないように、多めに干し草を入れてあげてください。


また、抜いた毛を撤去すると、うさぎは巣が無くなってしまったと思って再び毛をむしってしまいます。

②優しく見守ってあげてください。

これらの偽妊娠の症状は、放っておけば自然に治まります。


ですので、うさぎの関心が薄れるまでは優しく見守ってあげることがベストかと思われます。


偽妊娠の対処法は少ないです。
ですが、これはうさぎの習性であると理解し、優しく見守ってあげてくださいね。


偽妊娠が治まったあとは、疑似妊娠によってミルクが出てしまう場合もあります。


熱を持っていたり、大きく腫れているなどしたら、乳腺炎などの病気の可能性も考えられますので、すぐに病院で診てもらうことをおすすめします。

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うさぎの避妊手術

偽妊娠を防ぐ方法として、避妊手術が挙げられます。


近年では、生殖器に関する病気が大変多いということから、避妊手術を薦めている獣医師が多くなってきています。


繁殖させる意思がない場合には、なるべく早く手術してあげたほうが良いともいわれています。
うさぎの身体に負担をかけない、ということでいえば、自然のままにということもひとつの考えだと思います。


しかし、人間と一緒に暮らし、その生活に順応していくことを考えれば、避妊手術は自然の流れとも考えられます。
飼育環境や食事内容など、自然界とは全くといって違う場面も多いです。


それに伴って、うさぎの体に起こるトラブルが生まれているということもあり得るのです。


避妊手術を行う場合は、一般的には生後5~6ヶ月くらいから可能で、歳を重ねる事に難しくなっていくといわれています。


これは、体に余計な脂肪がついたり、術後の回復力を考慮し、このように言われています。


手術に関するリスクや術後の管理など、よく考えてあげることも大事になってきます。
獣医師とよく相談をして、決断すると良いでしょう。

偽妊娠の症状がなかなか治まらない場合は・・・



自然と治まる偽妊娠の症状ですが、治まる様子が一向に見られない場合や、何度も偽妊娠を繰り返す場合などは、子宮が病気になってしまう可能性もあります。
発情状態になると、生殖器が赤く充血したり、おっぱいが張ったりしますが、同じように子宮自体も真っ赤に充血しています。


高齢のうさぎには、子宮線癌の発症が多いと言われているので、注意が必要です。

また、うさぎは誘起排卵動物なので、人間のように生理はなく、交尾の刺激で排卵が起こります。


お尻をきゅっと上げ、交尾のポーズを取って撫でてもらいたそうにしているからと言って、お尻周りをむやみに撫で回したり、不必要にカクカクさせるのは避けるべきです。


助長をすると、発情→排卵→偽妊娠のサイクルとなってしまい、繰り返し偽妊娠の症状を発症してしまう可能性があるからです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
偽妊娠はうさぎの習性とも言えるほど、良く見られる症状です。


普段と違った行動を取るようになった場合は、偽妊娠を疑ったほうが良いでしょう。


その際には、上記でご紹介した対策方法を参考にしてみてください。


また、偽妊娠について困ってしまった場合は、一人で悩まずにすぐに病院に相談することも大切です。

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