人間にとって野菜は、必要不可欠な食べ物でうさぎも同様です。
うさぎに例えば「きゅうり」を与えても良いのでしょうか?
今回は、うさぎに与えても良い野菜やきゅうりを与えることのメリットなどをご紹介したいと思います。
うさぎが食べても良い野菜
野菜を食べているイメージの強いうさぎですが、どんな野菜を与えても良いという訳ではないようです。
では、どのような野菜ならば与えても良いのでしょうか。
ビタミンCが豊富な野菜
カリフラワー
クレソン
小松菜
ブロッコリー
芽キャベツ
カブの葉
大根の葉
これらの野菜はビタミンCが豊富に含まれており、うさぎにとっても良い野菜だと言えます。
しかし、与えすぎると甲状腺機能障害を起こす可能性があるので注意が必要です。
ブロッコリーやカリフラワーは、茎か葉を与えましょう。
芽キャベツは1日に1つの量がうさぎにはベストです。
また、大根の葉・カブの葉はカルシウムも多く含まれているため、与える際は少量にしましょう。
その他の野菜
セロリ
にんじん
パセリ
三つ葉
スイートバジルセージ
ミント
うさぎと言えばにんじんというイメージが強いですが、にんじんには糖分が多く含まれているため、与えすぎには注意が必要になります。
セロリはスジを取ってから与えるか、葉の部分を与えるようにしましょう。
ハーブ類は香りが強いので、苦手なうさぎもいます。
うさぎにきゅうりは与えて良いのか?
さて、気になるきゅうりですが、様々な意見があります。
成分上には何の問題もありませんが、一般的には、きゅうりは与えなくても良い野菜だと言われているようです。
その理由には、きゅうりには水分が多く含まれており、栄養があまり無いということが挙げられます。
水分を多く取りすぎてしまうと、下痢をしてしまう原因にもなり、結果的にうさぎを苦しめてしまうことになってしまうのです。
しかしながら、うさぎは水分を多く含んだ野菜を好む傾向があるので、食欲が落ちてしまった際には食べてくれる可能性が高い野菜です。
身体が小さなうさぎにとって、食欲低下は非常に心配な症状ですので、そういった際には与えてあげても良いかと思われます。
ですが、お腹を下してしまう可能性を考え、きゅうりを与えることは習慣化しないほうが望ましいとも言えるでしょう。
きゅうりを与える際の注意点
うさぎにきゅうりを絶対に与えてはいけない、ということではありません。
どの野菜を与える際にも言えることですが、身体に良いものであっても与えすぎると逆効果となってしまう場合があります。
特にきゅうりの場合は、水分を多く含んでいるためにうさぎの食いつきが良い野菜の一つです。
そして、うさぎは小さな身体の割に食いしん坊な生き物。
好きなものはいくらでも食べてしまうのです。
ですので、飼い主さんは与える量に注意してあげなければなりません。
きゅうりをうさぎへ与える際は、少量を心がけるようにしましょう。
食物繊維の多いものを与えましょう
結論から申しますと、きゅうりから摂取できる栄養はほとんどありません。
ウリ科の野菜を与えることは何の問題もありませんが、うさぎにとってのメリットは極々低いものです。
ですので、与えても良いし与えなくても良い、という位置づけの野菜になります。
そして、前途でもご説明しましたが、水分が多い野菜は与えすぎると下痢を引き起こす原因となってしまいます。
お腹の調子が悪い子や、お腹が弱い子には、与えないほうが賢明だとも言えます。
そう考えると、きゅうりよりもうさぎにとってメリットのある野菜や果物を与えるほうが、健康を考えた時に良いのかもしれません。
具体的には、キャベツや小松菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜が良いと言われています。
ですが、うさぎも我々人間と同じように、栄養が良いもの・身体に良いものだけを食べなければならないという規則はありません。
うさぎにも好みがあり、それぞれのライフスタイルがあって当然です。
健康を考えれば身体に良いものを与えることが一番良いのかもしれませんが、一つの概念に捕らわれず、無理なくうさぎとの共同生活を楽しむことが大切だと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
うさぎにきゅうりを与えることは、何の問題もないということが分かりました。
しかし、きゅうりには水分が多く含まれているため、与えすぎると下痢を引き起こす原因となってしまう場合があります
。
ですので、きゅうりを与える際には、与えすぎには十分に注意してあげることがポイントです。
また、きゅうりを与えることには賛否両論とあり、与えなくても良い野菜であることも事実です。
しかし、うさぎと生活を共にしていく中で一番大切なのは楽しく幸せに暮らすことですよね。
これはダメ!あれもダメ!と決めつけるのではなく、楽しみながらうさぎとの共同生活を送っていただければと思います。